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2020.09.07(最終更新日:2020.09.07

2020診療報酬改定と電子カルテ運用のポイント
(第3回)在宅自己導尿で使用するカテーテルについて

医師イメージ

2020年改定内容につきまして、今回は、【在宅自己導尿で使用するカテーテル】について、ご説明をさせていただきます。
長期間導尿を要する患者は、尿路感染症発症のリスクが高くなりますが、親水性コーティングカテーテルを使用することにより、尿路感染症予防や腎機能障害等のリスクの低減へとつながります。この点を踏まえ、2020年診療報酬改定では、患者の個々の病態や病状に応じた適切な材料の活用を含めた質の高い管理を行えるよう、「在宅自己導尿指導管理料」と「特殊カテーテル加算」の評価が見直されました。

ポイント①使用材料等の物品のオーダーと実施、払い出し数と診療報酬請求数は、合致しているでしょうか。

在宅自己導尿を行っている患者に使用した場合の、特殊カテーテル加算は、①再利用型カテーテルが新設、②間歇導尿用ディスポーザブルカテーテルの親水性コーティングを有するものが、使用本数による点数評価になりました。また、複数月に1回の受診時の医療材料の処方についても通知変更がありました。例として3ヶ月に1回の受診時に、次回受診までに使用するカテーテルをまとめて処方した場合は、改定前は1ヶ月のみの請求でしたが、改定後は3ヶ月分(当月、翌月、翌々月)まとめて請求可能です。
(下図参照)いずれの場合も、物品の払い出し本数の情報が、正しく医事側に伝わらないと、診療報酬請求の点数に漏れ、又は患者一人当たり3,000円近くの減収となってしまいますのでご注意下さい。

在宅医療の図

また、②の親水性コーティングを有するものを使用した場合、レセプトに医学的根拠を記載する必要がございます。記載する医学的根拠としては、日本排尿機能学会等の診療ガイドラインで、尿路感染症や血尿等の予防のエビデンスが認められた以下のア~エとなります。

  • ア 脊髄障害の要件を満たす医学的根拠
  • イ 二分脊椎の要件を満たす医学的根拠
  • ウ 他の中枢神経を原因とする神経因性膀胱を満たす医学的根拠
  • エ その他の要件を満たす医学的根拠

ポイント②在宅自己導尿に関連するその他の指導料の算定を確認していますでしょうか。

在宅療養管理指導料算定患者又は、人工肛門や留置カテ―テル等の器具装着患者については、看護師等が個別に療養上の指導を行った場合、在宅療養指導料が算定可能です。
30分以上、患者のプライバシーに配慮した専用の場所で実施した指導要点と、指導の実施時間のカルテ記録が必要です。看護師による指導が実施されているにも関わらず、実施の情報やカルテへの実施記録が漏れていることで、算定に結びついていないケースが多く見受けられます。
(※一方、新設項目の外来排尿自立指導料については、在宅自己導尿指導管理料と併せての算定は不可となります。入院患者に対して、退院後の排尿ケアの必要性を認めた場合、外来排尿自立指導料の評価項目があります。) 

情報提供元:株式会社ウォームハーツ 杉本久美

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