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2021.01.18(最終更新日:2021.01.18

2020診療報酬改定と電子カルテ運用のポイント
(第5回)ニコチン依存症管理料について

ニコチン依存症イメージ

2020年診療報酬改定内容につきまして、今回は、「ニコチン依存症管理料」について、ご説明をさせていただきます。

「ニコチン依存症管理料」は、2006年診療報酬改定より保険適用となりましたが、2017年厚生労働省の「ニコチン依存症管理料による禁煙治療の効果等に関する調査報告書」によると、約70%の患者が、治療を途中で中止しています。同年6月9日の閣議で「規制改革実施計画」により、初診のみ対面でその後は遠隔診療にすること等が立案された経緯は、診療中止の背景に、患者層が仕事に従事する年齢であり、定期的な通院受診継続が困難ということが考えられます。
2020年の改定はそれらを反映し、情報通信機器を用いた診療との組み合わせが、新たに設けられました。また、加熱式たばこの喫煙者も対象となりました。
上記を踏まえて、本稿では令和2年改定における留意点を解説いたします。

ニコチン依存症管理料

運用のポイント①

ニコチン依存症管理料1 ロ(2)情報通信機器を用いた場合の留意点
・診察を行う医師は、初回に診察した医師と同一であること。
・診察を行う際は、「情報通信機器を用いた診療に係る指針」(厚生労働省)に沿って行うこと。
→上記指針掲載URL https://www.mhlw.go.jp/content/000534254.pdf

運用のポイント②

ニコチン依存症管理料2の留意点
・患者の同意を文書により得ること。
・初回指導時 診療計画を作成→患者に説明、交付  ※診療計画の写しは診療録に添付が必要
・2回目以降受診がない場合は、患者に受診指示
※その上で受診を中断の場合は、診療録に診療中断理由を記載する。
(連絡が取れなかった場合は、その旨記載)
・受診を中断した場合であっても、初回算定を行った費用は返金の必要なし。

ポイント①に記載を致しました、「情報通信機器を用いた診療に係る指針」(厚生労働省)とは、厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」のことです。指針の中には、「オンライン診療を実施する医師は厚生労働省が指定する研修を受講する」との記載があり、既にオンライン診療を実施している医師は2020年10月までに受講する必要がある旨、記載されています。
この研修に関しては、「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いに関する留意事項等について」(2020年4月10日付)事務連絡で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、当面の間、受講の猶予が示されていました。しかし、8月26日付の事務連絡で、遅くとも2021年3月末までに受講することが明記されました。
上記に関しては、ニコチン依存症管理料1 ロ(2)情報通信機器を用いた場合も対象となりますので、ご留意が必要となります。

オンライン診療研修

参考URL:https://telemed-training.jp/entry
厚生労働省 オンライン診療研修HPより抜粋 ウォームハーツにて追記

情報提供元:株式会社ウォームハーツ

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