• ホーム
  • 電子カルテ運用のポイント⑦初診料 機能強化加算
2022.05.10(最終更新日:2022.05.10

電子カルテ運用のポイント
⑦初診料 機能強化加算

電子カルテ運用イメージ

令和4年診療報酬改定の告示が、2022年3月4日に発出されました。
今回から、改定のポイントとそれに伴う院内での運用変更や電子カルテシステムの仕様見直し等について、お伝えさせていただきたいと思います。
1回目の本稿では高齢化の進展によって、より一層重要性が高まっている「かかりつけ医機能」の項目である「機能強化加算」です。
今改定の変更点は、かかりつけ医が地域の医療・保健福祉の中心となり、予防や健康づくり、治療、専門医療機関への紹介、終末期医療への対応も含め、患者が何でも相談できるよう、かかりつけ医機能が明示されました。具体的に以下説明を致します。

●改定Point1:要件変更に伴うカルテ記載の準備はされていますでしょうか?

・診療録に服薬管理として以下①②の記載が必要です。
①患者さんが受診した他の医療機関名 ② ①で処方されている医薬品
⇒目的;副作用や効果の継続的な確認、多剤・重複投薬や相互作用の防止

<確認の流れ>

  • 1.患者さんにお薬手帳を提示いただく。
  • 2.医師または医師の指示を受けた看護職員が服薬内容を把握する。
  • 3.患者さんの受診医療機関と服薬管理の状況をカルテに記載する。(医師が記載)

<カルテ記載例>

受診医療機関と服薬状況
1.A整形外科クリニック 〇年〇月より1週間毎に受診
左肩関節周囲炎 ロキソプロフェンパップ 1日1回各1枚ずつ 1週間分
右膝関節症   関節腔内注射 アルツディスポ関節注25㎎×1

2.〇月〇日 B病院 救急外来
発熱、熱中症にて、ラクテックG輸液 500ml点滴し帰宅。

3.C歯科医院 〇年〇月より1か月毎に受診
歯石クリーニング
先週より、左奥歯う蝕のため現在治療中。

●改定Point2:院内及びホームページ等掲示の追加は済んでいますか?

・必要に応じ、以下5項目の対応を行い、院内及びホームページ等に掲示をします。

  • 1.患者が受診の他の医療機関及び処方薬を把握し、服薬管理を行う。(前述Point1)
  • 2.専門医師又は専門医療機関への紹介。
  • 3.健康診断の結果等の健康管理に係る相談に応じる。
  • 4.保健・福祉サービスに係る相談に応じる。
  • 5.診療時間外を含む、緊急時の対応方法等に係る情報提供を行う。

※今改定では、算定要件の通知においても明示されました。
また、5項目については、掲示に加えて、患者説明が必要です。

<地域におけるかかりつけ医機能の院内及びホームページ等の掲示例>

  • ・当該保険医療機関のホームページへの掲載
  • ・自治体、地域医師会等のホームページ又は広報誌への掲載
  • ・医療機能情報提供制度等への掲載

令和4年3月31日疑義解釈(その1)問7

・院内掲示や診療録の記録は、行政指導のポイントとなります。

<適時調査における主な指摘事項 概要>

下記について、当該保険医療機関の見やすい場所に掲示する。
健康診断の結果等の健康管理に係る相談、保健・福祉サービスに関する相談及び夜間・休日の問い合わせへの対応を行っている医療機関であること

(令和元年度 近畿厚生局, 中国四国厚生局)

●改定Point3:施設基準の実績,院内体制は把握されていますでしょうか?

表1 A000 注10 機能強化加算 変更内容等一覧(ウォームハーツ作成)
表1 A000 注10 機能強化加算 変更内容等一覧(ウォームハーツ作成)

表1 A000 注10 機能強化加算 変更内容等一覧(ウォームハーツ作成)

「機能強化加算」は、初診料,小児科外来診療料,小児かかりつけ診療料に加算として算定が可能です。既に届出医療機関様につきましても、運用をご確認頂けましたらと思います。

情報提供元:株式会社ウォームハーツ

当サイトは、株式会社EMシステムズが管理し、情報を編集・提供しています。提供している情報は公開時点の情報です。

投稿等の内容及び提供した情報に関して、その正確性・速報性・合法性・完全性・有用性など、会員に対していかなる保証もいたしません。

自身の判断でご利用下さい。