• ホーム
  • 電子カルテと予約システムの連携でDXを実現
2022.04.28(最終更新日:2022.04.28

電子カルテと予約システムの連携でDXを実現

人材育成イメージ

コロナ禍でクリニックを取り巻く環境は大きく変化しました。従来のやり方が通用しないニューノーマルに対応しなければならないのです。解決のキーワードは「待たせないクリニック」。電子カルテと予約システムの連携でDX(デジタルトランスフォーメーション)を生み出す必要があるのです。

長引くコロナ禍でクリニックを取り巻く環境が大きな変化を迎えています。最も大きな変化は「患者の動き」が変わったことにあるのではないでしょうか。コロナ前とコロナ禍の変化について比較してみましょう。

感染症対策と働き方改革の影響

コロナ禍での「感染症対策の徹底」により、インフルエンザなどの季節性疾患は大きく減少しました。また、「働き方改革」が進むことで、都心部での患者減少が見られます。交通機関による移動が少なくなったことにより、駅前のクリニックも影響を受けています。この2つの動きは、クリニックの立地の考え方や、クリニックの構造自体に変化を求めています。従来の好立地(ヒトが集まるところ)が好立地と言えなくなり、待合室の混雑や長い待ち時間が許されない時代となっているのです。さらには、受診控えという言葉が生まれたように、患者自体がクリニックの受診を控え、令和4年度の診療報酬改定で取り入れられる「リフィル処方箋」の影響もあり、クリニックは「患者減少時代」を迎えようとしています。

感染症対策と働き方改革の影響

急速なデジタルシフト

オンライン診療イメージ

コロナ禍は急速なデジタルシフトも生み出しました。ヒトとヒトの接触を避けるために、できるだけ自宅にいながら仕事をしたり買い物をしたりすることが増えています。その結果、オンライン会議やオンラインショッピングは当たり前となり、お金のやり取りもキャッシュレス化が急速に進みました。
医療の世界でも、令和4年度の診療報酬改定においてデジタルシフトを重要視されており、オンライン資格確認の評価やオンライン診療・オンライン服薬指導の規制緩和などが行われました。クリニック経営においてデジタルシフトへの対応がとても重要になっているのです。

ニューノーマルへの対応

コロナ禍の変化を「ニューノーマル」と表現しますが、医療のニューノーマルに対応するためには、どうすれば良いのでしょうか。医療のニューノーマルは以下のような特徴があります。
①受診控え、季節性疾患の減少→「患者減少時代」
②外来、在宅、オンライン→「受診形態の多様化」
③ネットリテラシーの向上→「デジタル格差によるクリニック選別」
④感染リスクによる行動範囲の縮小→「待たない・待たせない」
このような状況下で、クリニックが求められる変化は、患者のニーズをしっかり汲み取ることに他なりません。患者にとって利便性が高く、受診しやすい環境を整備する必要があるのです。

コロナ対策

クリニックは3密改善を急げ

コロナ禍の患者およびスタッフの心理を考えると、待合室で患者が多く、長く滞在することは「密集」を生み出し、患者にとって受診を躊躇する要因となります。また、患者とスタッフが至近距離で接触することは「密接」を生み出しますから、できるだけ受付でのやり取りは減らす必要があるでしょう。クリニックのスタッフにとっても、受付が狭くスタッフ同士の距離が近ければ「密閉」が生まれますから、できるだけ少人数の受付を心掛ける必要があるでしょう。いまクリニックは3密環境の改善に取り組まなければ、患者もスタッフも集まらない時代となっているのです。

予約システムと電子カルテの連携

3密改善には「診療予約システム」と「電子カルテ」を組み合わせて利用することが有効です。これは予約から受付、診療、会計に至る流れを再構築することを意味します。
従来のクリニックでは、受付における待ち時間と会計における待ち時間の2つの密集ポイントが存在しました。受付が集中する時間帯では、受付や待合室は混雑し、診療が終われば、当然会計では現金のやり取りのせいで密な接触が生まれていたのです。この流れを改善するためには、事前の予約が重要になります。予約を事前に取り、自分の時間になれば、自分の番になれば来院する形を採用することで、患者集中は緩和され、待ち時間も大きく改善されます。また、会計においてもキャッシュレスを導入することで、現金のやり取りは減り、時間短縮が図れるようになるのです。これからのクリニックは「待たせない」ことが重要な戦略となるのです。

これからのクリニック

クリニックのロイヤルカスタマー戦略

患者減少時代には、「リピート率の向上」に目を向ける必要があります。新規の患者が見込めないのであれば、既存患者を積極的に取り込む必要があるのです。これはロイヤルカスタマー戦略と呼ばれるものです。リピート率を高めるためには、①次回目安・次回予約②不満・不安を取り除く③利便性の向上④関係づくり、ーが大切です。
患者は次回の来院を促しても、自らが治ったと判断すれば来なくなります。次回の予約をしっかりとることで着実な来院が実現するのです。また、患者がクリニックに対して、不満や不安があれば、他のクリニックに流れてしまいます。「待ち時間対策」と「感染症対策」をしっかり行うことで患者の不満・不安は減少していくのです。さらには利便性の向上のために、オンライン診療に取り組むことも有効でしょう。
もう一つ、ロイヤルカスタマー戦略では「愛着」が大切だと思います。クリニックに愛着を持っていただくためにはSNS(LINEなど)を活用して、定期的な情報配信を行うことも大切になるでしょう。

情報提供元:株式会社EMシステムズ

当サイトは、株式会社EMシステムズが管理し、情報を編集・提供しています。提供している情報は公開時点の情報です。

投稿等の内容及び提供した情報に関して、その正確性・速報性・合法性・完全性・有用性など、会員に対していかなる保証もいたしません。

自身の判断でご利用下さい。